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「接見」とは?

「接見」とは?

勾留されている被疑者が接見室から逃亡し、世間を大きく騒がせました。この報道をご覧になって、接見とはどういうものか、どういった部屋で接見が行われるのか等、興味をもたれた方も多いと思います。そこで今回は、私の経験に基づいて接見について書きたいと思います。

接見とは、逮捕や勾留によって身体の拘束を受けている被疑者・被告人が、弁護士やご家族等と面会することをいいます。
接見で使用される部屋は、刑事ドラマなどでよく取り上げられる部屋とほぼ同じと考えて良いと思います。つまり、窓がない殺風景な部屋で、中央は透明なアクリル板で仕切られていて、アクリル板越しに向かい合って座って面会します。

警察署や拘置所によって異なると思いますが、アクリル板は二重になっていて、一枚あたりの厚さは大体8ミリくらいです。また、声が通るようにアクリル板の中央に細かな穴がポツポツと開いています。チケット売り場などでよく見かけるアレです。ただ、この穴から物の受渡ができないように、二枚のアクリル板の穴が少しずつずれて配置されています。
ちなみに、弁護士が接見するときは、警察官の立会いがありません。ですので、被疑者から弁護士を守るものはこのアクリル板だけです。私を含め、大半の弁護士は、このアクリル板がとても頑丈だと信じています(笑)。

弁護士が警察署で接見する際の流れ

より接見を具体的にイメージしていただくために、実際に弁護士が警察署で接見する際の流れを簡単に説明します。

まず、弁護士は、接見に行く前に、勾留先の警察署に電話して在監確認をします。被疑者が実況見分に出かけている等して警察署にいらっしゃらないこともあるからです。また、接見室の混み具合等を教えてもらったりもします。
在監を確認したら警察署に行きます。警察署の受付で「○○さんの接見に来た」と伝えると、留置管理課に通されます。ただ、警察署には接見室が多く用意されていませんので(一部屋が殆どほとんどです)、既に使用中の場合は待たされることとなります。ここで一時間以上待つこともあります。
順番になると、接見室につながる前室に通されます。そこでは署員が待機しており、身分確認を求められます。また、差し入れがある場合はここで手続をします。
手続を終えると接見室に通されます。ちなみに、一般面会とは異なり、弁護士による接見には時間制限がなく、一時間以上接見することもあります。
接見を終えると、前室にいる署員に報告し、接見室を出ます。私はいつも被疑者を一人だけ接見室に残さずに、署員が迎えに行くまで見届けるようにしています。というのも勾留されている方のなかには、精神的に不安定となっている方もいて、一人になると自傷行為に及んでしまう可能性もあるからです。また、接見室からの逃亡事件について、あくまで推測ですが、大きな声で署員を呼んでも誰も居なかったのだと思います。

いかがでしたでしょうか。今回は、あまりご存知でない方も多いと思われる接見について書かせていただきました。特に弁護士による接見は、突然逮捕されて外部との連絡を遮断された方にとって、刑事手続の説明や取調べ対応のアドバイスを受けることができ、ご家族や勤務先との連絡窓口になるなど、非常に大きな支えとなります。

万が一、ご自身やご家族が突然逮捕されてしまったとき、真っ先に接見を要請してください。

※上記の掲載文は、私の経験に基づく、あくまでも私見の内容となっており、全てがこのようなケースになるとは限りません。

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