弁護士の時事解説
相続手続きで一番多いのは、預金口座の払い戻しです。相続人の戸籍の収集に苦労した経験がある方も多いのではないでしょうか。>もっと読む

2年前の11月、日産自動車前会長カルロス・ゴーン氏が逮捕され、保釈を巡る弁護側と検察側の攻防や裁判所の判断、億単位の莫大な保釈保証金、そして昨年暮れの、保釈中の身でありながらの海外逃亡劇などの報道が、世間の注目を集めました。 そもそも保釈って何でしょう。保釈という言葉自体は、さほど耳馴染みがないこともなく、ゴーン氏の事件が起こる以前からご存知だった方も多いと思います。 しかし、詳しいことについてはご存知ない方も多く、悪い人がお金を払って自由になる制度、くらいに思っておられる方もいらっしゃいます。 そこで今回は、刑事裁判の仕組みをよくご存知ない方を想定して、できるだけ簡単に、保釈という制度について説明してみようと思います。 >もっと読む



ネーミングライツ販売と取得の注意点 京都スタジアム整備とネーミングライツ
Jリーグ「京都サンガ」を応援しています。
個人的な趣味の話題で恐縮ですが、サッカー観戦が趣味で、Jリーグの京都サンガFC(以下「京都サンガ」といいます)を応援しています。私は数年前からファンクラブに加入し、年に数回はホームスタジアムで生観戦、それ以外の試合もネット配信される動画で観戦してきました。プロ野球と異なり、Jリーグの試合は原則として週1回だけですので、全ての試合をチェックしたとしても幸いにして仕事への悪影響はなく、良い気分転換になっています。
今年は、新型コロナウイルス感染予防のため、開幕戦後にリーグ戦が一時中断していましたが、6月28日に、1月に完成した新スタジアム「サンガスタジアムbyKYOCERA」で待望のホーム開幕戦(無観客)があり、J1昇格のライバルと目されるジュビロ磐田を、2-0で破って今期初勝利を挙げてくれました。>もっと読む

働き方改革法(働き方改革関連法)の成立
今から2年前の2018年6月29日、働き方改革法が成立しました。
働き方改革とは、働く方の置かれた事情に応じて、多様な働き方を選択できる社会を実現することで、働く方一人ひとりが、より良い将来の展望を持てるよう にすることを目指すものです。
この法律の成立によって、皆様の「働き方」が大きく変わることになりました。
働き方改革法の大きな目玉が、「長時間労働の是正」と、「同一労働同一賃金」です。
そのうち、「長時間労働の是正」については、例外業種(自動車運転業務・建設事業等)を除いて、2019年4月1日(中小企業の場合は2020年4月1日)に施行され、各企業には、就業規則等の改正や、働き方の見直し等、様々な対策が求められています。
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『少年法』の適用年齢引下げにSTOPを! 『少年法』の適用年齢引下げにSTOPを!
名前はよく知られているけれど、趣旨や内容を理解している方は少なく、かえって多くの方に誤解されている法律があります。 『少年法』です。>もっと読む



年末・年始は日本酒を飲む機会も多かったのではないでしょうか。 日本酒のおいしさを改めて実感された方も少なくないと思います。 今回は、日本酒のラベル表示のルールや造り方のご紹介を通して、 日本酒のブランド化とそれに基づいたインバウンド構想についてお話しします。 >もっと読む

ここ数年、ハラスメント問題がマスコミやSNSで頻繁に取り上げられるようになってきました。セクシュアルハラスメントでは、2018年、海外映画界の大物プロデューサーからのセクハラ被害告発に端を発した「#MeToo」運動が世界的な広がりを見せ、国内でも、財務省次官が女性記者へのセクハラ発言により辞任に追い込まれた事件などがありました。 パワーハラスメントでは、日大アメフト部事件を始め、スポーツ界における問題の数々が表面化したのをご記憶の方も多いと思います。 このようなハラスメントは職場においても問題になることがあります。今年の年明け早々には、オリンピック・パラリンピック開閉式の演出担当メンバーが、パワハラ行為で勤務する会社から懲戒処分を受けていたことを理由に、辞任するという出来事がありました。セクハラやパワハラは基本的人権を侵害し、労働条件や職場環境を悪化させる重大な問題です。今回は、セクハラ、パワハラについて、【ハラスメントの問題点】【法律による規制の有無】【どんな行為がハラスメントに該当するのか】をお伝えして、使用者も労働者も気持ち良く働くことができる、ハラスメントのない職場環境の実現に役立てていただければと思います。 >もっと読む


京都、特に京都駅前事務所がある京都市内では、自転車が走っているのを頻繁に見かけます。その理由としてまずは、京都は大学や学生の数が多く、通学手段として自転車が利用されていることが挙げられます。私自身、学生時代には自転車が通学や日々の生活に無くてはならないものでしたし、数えられないくらいの自転車が置かれた大学の駐輪スペースの光景は、壮観とも言えるものでした。 もう一つの理由としては、土地が比較的平坦で自転車でも移動しやすい一方で、公共交通手段である地下鉄やバスでの移動が必ずしも便利とは限らないという面があろうかと思います。京都の場合、地下鉄は烏丸線(南北方向)と東西線(東西方向)の2つしかなく、目的地の最寄りに地下鉄の駅がないこともありますし、バスは路線によっては観光客などで常時混雑していることも多いためです。そのため、特に裁判所近くに事務所がある弁護士や事務員の中には、自転車を裁判所への移動手段として利用している方々もそれなりにおられます。>もっと読む

