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暮らしに役立つ 法律情報

「暮らしに役立つ法律情報」は、過去に配信していたメールマガジンの内容です。
最新の情報とは異なる場合があります。予めご了承ください。

セクハラ問題
不用意な言動は災いのもと!社内でのセクハラ問題 〜その1〜

長かった冬も終わり、もうすぐ穏やかな春の季節がやってきます。
4月は新年度がスタートする時期で、新入社員の歓迎会などが行われる
こともあるでしょう。また、桜が咲く頃にはお花見をするなど、
何かと社内イベントが多くなります。

ところが、浮かれてばかりもいられません。
そんなときに問題となりやすいのが、セクハラです。
セクハラに気を付ける必要があるのは、女性ばかりではありません。
加害者とされやすい男性も、十分に気を付けておく必要があります。

何を隠そう、私もOL時代に、宴会の場などで課長とダンスを踊らされたり、
カラオケを強要されたりした経験があります。
上司と部下という関係もありましたし、イヤだなと思っていても、恐怖心
のほうが勝ってしまい、ハッキリとお断りすることができませんでした。

時代は変わって、今そんなこと強要しようものなら...
「セクハラ!」と訴えられる可能性は十分に考えられます。
「歌おう」「踊ろう」などの誘いは、たとえ悪気がなかったとしても、
誘われたほうにとっては不愉快である場合も多いですから、
セクハラとして訴えられる可能性はゼロではありません。
「親睦を深めるつもりで...」などという気持ちがあっても、
そのようなことは控えるべきでしょう。

宴会などの場合でなくても、
セクハラと受け取られることが発生する場面は多々あります。
たとえば、夜遅くまで残業をしているようなときに、
「晩ご飯を食べに行こう」と誘っただけでもセクハラと
受け取られてしまう可能性もあります。

「ありがとうございます!」と気持ち良く誘いに乗って貰えるなら
問題になるようなことはないかも知れませんが、
乗り気でない相手を執拗に誘ったりするようでは、
セクハラと受け取られても仕方がありません。

また、そのときは何も問題がなかったとしても、その後の関係によっては、
「そういえば、あのときも...」という具合に、問題が大きくなってしまう
ことも否定できません。食事くらいならまだしも、
「二人で温泉に行こう」などと言った発言になると、
それはもうどう受け取られても、言い訳のしようがありません。
冗談のつもりでも、取り返しのつかないことになることがありますから、
不用意な発言・行動は控えるべきです。

結局のところ、セクハラの問題は、相手にどのように受け取られるかが
問題になってきます。素直な気持ちで「最近キレイになったね」といった
一言をかけた場合、「褒められた」と受け取られれば問題ありませんが、
不快に思われてしまえばセクハラになります。

宴会の余興などの場面で罰ゲームと称して、女性社員にスリーサイズを
言わせるというのは、常識的に考えれば、明らかなセクハラと思われます。
しかしながら、そのような場面でもあまり気にせず、
上手に切り返せるような方であれば問題にならない場合もあります。

ただし、そのときは表情も変えず、笑顔を振りまいているような場合でも、
それはあくまで雰囲気を壊さないために平静を装っているだけであって、
内心穏やかでない場合も多いと思われます。
とくに、上司・部下といった関係の場合ですと、上司の言いなりに
なってしまうようなことも多く、後で大きな問題になる場合もあります。

困ったもので、相手に何も言われなかったからといって、
調子に乗ってしまう人もいるようです。
とくに男性に多いのが、嫌がるそぶりを見せなかった女性に対して、
「ひょっとして、自分に好意を持っているのでは?」と
勘違いをするという場合です。そうなってくると、
次第に言動がエスカレートしてくることが多いようです。

それでは、「これはセクハラではないか?」と思われるような言動が
あった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
「やめてください!」とハッキリとした意思表示をすることができれば、
今後そのようなことが起こる可能性は減るかもしれません。
しかし、それが原因で、職場の人間関係がギクシャクしたり、
仕返しをされたりするのでは?と考えると、なかなかそうもいきません。

このように、セクハラには明確な基準がない上に、
周囲との人間関係など、さまざまな面で気を遣わざるを得ないことも多く、
非常に難しい問題になってきます。とくに、上司と部下といった
関係においては、スムーズに解決できないことも多くなります。

セクハラの問題は、常日頃からのお互いの信頼関係に
大きく左右されるものと認識し、一人ひとりを尊重し合い、
節度を持って良好な関係を築いていくことで防いでいく必要があります。

次回のメルマガでは、セクハラ問題に関する
法律についてのお話しをしてみたいと思います。


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