今回のテーマ
おひとりさまをめぐる問題
最近では「おひとりさま」の生活を選択する人々が増えています。
しかし、単身で生活することは、突然の健康問題や日常生活の変化に直面した際に、特有の課題を抱えるリスクもあります。
今回は「おひとりさまをめぐる問題」と題し、もしもの時に備えるための対策と準備について解説します。
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澤田弁護士 今回は「おひとりさまをめぐる問題」についてお話します。
もし「突然倒れて救急搬送される事態になったら」
「入院中に体力が衰えて一人で暮らせない状況になったら」
といった場合の対応について考えていきたいと思います。 -
単身の方だと、緊急時に人の手を借りないといけないことも多いですよね。
実際にはどのような流れになるのでしょうか？ -
澤田弁護士 家の中に親族や知人が入って、大事なものを探さないといけなくなります。
エンディングノートで一覧できるようにして、ひとまとめにしておいてください。 -
家の中を闇雲に探し回るのは手間がかかりますもんね。
何をひとまとめにしておくと安心ですか？ -
澤田弁護士 健康保険証や介護保険証、年金振込口座などの通帳やキャッシュカードなどですね。
暗証番号についても明記しておきましょう。
加入している医療保険の保険証券やタンス預金の場所も確認しておいてください。 -
その他に注意した方が良いものはありますか？
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澤田弁護士 定期購入しているものやその連絡先、クレジットカードも重要です。
お稽古ごとやサークルなどを欠席することなど、連絡してほしい先もまとめておくといいでしょう。 -
病状によっては家に戻れなくなるケースもありますもんね。
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澤田弁護士 資産一覧表や毎月の年金などの収支がわかれば、施設に入居する際の希望を明確にすることができます。
できれば任意後見人を決めて契約しておくと安心です。 -
任意後見人ですか。
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澤田弁護士 あらかじめ財産の管理を任せたい人を決めて契約する、
任意後見制度というものがあります。 -
どのような人に頼めばよいのでしょうか？
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澤田弁護士 親族、知人のほか、弁護士などの専門家でもよいです。
判断能力が衰えた段階であらかじめ決めた事項について、代理して財産管理や身上監護をやってもらえます。 -
もしもの場合に備えて、ちゃんと準備しておきたいですね。
みおのまとめ
エンディングノートの作成や任意後見制度の利用は、これらの課題に対処するための有効な手段です。
任意後見制度についてお困りの方は、ぜひ「みお」にご相談いただければと思います。