「暮らしに役立つ法律情報」は、過去に配信していたメールマガジンの内容です。
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ネズミは子どもをたくさん産みます。そして、その子どもたちも、
たくさんの子どもを産みます。そして、その子どもたちも・・・。
こんな風に、ネズミがどんどん子どもを増やしていくように、
「お金を出し合う仲間が増え続けると、お金が儲かる」という
非現実的な儲け話のことを「ネズミ講」と言います。
古典的なネズミ講というのは、お金だけのやり取りを行います。
ネズミ講のシステムは・・・
「まずは紹介してくれた人に5,000円を支払ってください。
つぎに、この仕組みを誰かに紹介してください。
すると、あなたが紹介してくれた人が5,000円を支払ってくれます。
さらに、その人が紹介してくれた別の人が、5,000円を支払ってくれます。
あなたはそのうちの、●%を自分の利益にすることができます・・・」
といった感じになっています。
ここまででお分かりかと思いますが、こういったネズミ講の仕組みは、
無限に続いていくことが前提になっており、
どんどんネットワークが広がることで、お金が儲かるという理屈です。
これを法律では「無限連鎖講」といいます。
無限連鎖講とはいいますが、このような仕組みが、
無限に続くはずがなく、ほとんどの人が損をします。
その昔、「不幸の手紙」といった物がありました。
「この手紙を5人に回さなければ、あなたは不幸になる・・・」