今回のテーマ
弁護士のお仕事について
今回のテーマは「弁護士のお仕事について」です。
弁護士の仕事と聞くと、テレビドラマや映画の影響で、刑事裁判で探偵のように証拠を集めたり、法廷で雄弁に立ち回る姿を想像するかもしれません。
しかし、実際の弁護士の仕事はそれだけではありません。
一般の市民の方や中小企業の経営者さんを対象にした活動など、さまざまな場面で活躍しています。
今回は、日常的な問題に取り組む「町の弁護士」の仕事について、詳しく解説します。
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今回は「弁護士のお仕事について」お話しします。
テレビのイメージでは、刑事裁判で探偵みたいに聞き込みをして被告人の無罪の証拠をつかんで事件を解決するとか、法廷で演説しているとか、そんなイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。 -
確かにドラマではそういった立ち回りが多い印象があります。
実際にはどうなんでしょうか? -
大企業の企業法務で何億円もの事件を取り扱ったりする事務所もありますが、みお綜合法律事務所をはじめ、京都にある事務所はほとんどがいわゆる「マチ弁」と言われる事務所です。
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「マチ弁」ですか。新しいお弁当の1種ですか!?
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マチ弁というのは、お医者さんの世界でいえば、大学病院とかではなくて、いわゆるマチ医者と同じような感覚です。
一般の市民の方や中小企業の経営者さんなど、日ごろ弁護士と付き合いがない方でも、トラブルになったときに相談をするところです。 -
まさに町の弁護士さん、気軽に相談できる人ということですね。
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よくあるご相談としては、相続問題や親の介護をめぐる問題があります。
親族間で感情が対立したり、或いは疎遠な親族にお金のことを話したりするのが心理的に負担な場合などに代理人として代わりに交渉してもらうことができます。
離婚とかでも同じです。
相手には直接言いにくいこと、相手が誠実に対応してくれない場合などに弁護士がかわりに交渉します。
相手が交渉に応じない場合には家庭裁判所に舞台を移して交渉を続け、最終的には審判などで解決することになります。
要するに弁護士は「交渉をする人」なんです。 -
自分の代わりになってくれる、頼れるパートナーということですね。
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かわりに交渉するといっても、威圧的だったり、立て板に水のように弁が立つとかそんなことはありません。
法律に従って理路整然と淡々と粘り強く交渉していくことになります。
交渉がまとまらなければ、裁判所のお世話になりますが、裁判所でも、理路整然と、淡々と、主張を書面で提出し、それに沿う証拠資料を積み上げていきます。
どちらかというと職人のようなイメージです。 -
職人…ですか?1つのことをとことん突き詰め、極めていくような。
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弁護士に求められる素養とは、法的知識はもちろんですが、当事者の話をよくきいて、解決の方向性を見出していく能力だと思います。
相手方の当事者の立場も理解したうえで解決案を示すことが早期解決の決め手となります。 -
やっぱり誰でもできるお仕事ではないですね!
みおのまとめ
特に「町の弁護士」は、一般の市民の方や中小企業の経営者が抱える相続問題や離婚問題など、身近な問題に対応し、解決への道筋を示してくれる頼れる存在です。
弁護士は、法律に基づいて理路整然と交渉を進め、粘り強く解決を図る職人のような存在でもあります。困ったときには、気軽に相談できる弁護士を見つけることが大切です。