今回のテーマ
11月15日はいい遺言の日②
相続や遺言について考えることは、誰にとっても避けては通れない重要な課題です。
特に「おひとり様」の方や再婚されている方にとって、遺言の準備は将来の不安を解消する重要な一歩となります。
遺産の行方や、大切な方への想いを確実に託すための遺言の重要性について、今回は解説します。
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前回に引き続き、11月15日は「いい遺言の日」ということで、遺言に関してお話しします。
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「いい遺言の日」・・・語呂合わせですね!
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遺言は特別なものではありません。遺言を残す人が増えてきています。
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詳しく教えて頂けますか?
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まず、絶対に遺言を作った方がいい人はおひとり様です。
ずっと独身の人や子供のいないご夫婦がこれにあたります。
遺言を残さないと、生前交流のなかった姪や甥に相続権がいくことがあるほか、一人っ子で子供がいない場合などに国庫に帰属することになります。 -
関係性の薄い人や国にそのまま財産が渡ってしまうのは、嬉しくありませんね。
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お世話になった人に遺贈するとか、公益団体に寄付することなどを目的に遺言に書く人は多いですね。
納骨のことなども頼んでみるといいかもしれません。 -
また、子供がいない夫婦の場合、全財産を妻にとか、全財産を夫にとかお互いに書きあうケースが多いですが、たとえば、「全財産を妻に」とした場合、ご本人が亡くなって妻に全財産が相続された後、その妻が亡くなった際には、妻の親族にその全財産が相続されることになります。
縁もゆかりもない妻の姪や甥などに相続されることになるということも頭に置いておいてください。 -
相続後のことも考えて遺言を残すことが大事ですね。
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再婚していて前夫(前妻)との間に子供がいる人や相続人の中に音信不通の人がいる人、相続人が疎遠な人と交渉しなくてならなくなったり、音信不通の人がいる場合には、そもそも話し合いすらできなくなります。
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なるほど、よくわかりました!
みおのまとめ
特におひとり様や再婚された方、相続人との関係が複雑な方にとって、遺言の準備は将来の不安を解消する大きな一歩となります。
また、配偶者への相続を考える際も、その後の行方まで見据えた慎重な検討が必要です。
遺言に関する不安や疑問をお持ちの方は、ぜひみお綜合法律事務所にご相談ください。