今回のテーマ
内容証明郵便って何?
内容証明郵便をご存知でしょうか。
実はこれ、裁判などで重要な役割を果たす証拠になるんです。
今回のラジオ番組では、内容証明郵便の仕組みや使い道について、わかりやすく解説します。
賃貸トラブルや住宅ローンの問題など、身近な場面でも活用される内容証明郵便。
その重要性と正しい対応方法を知ることで、もしもの時に慌てずに済みます。
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今回は「内容証明郵便って何?」という声についてお答えしたいと思います。
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詳しく教えて頂けますか?
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内容証明郵便の制度を使えば、裁判などで、通知書など、相手に書面の内容を伝えたということを証明する証拠になります。
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つまり裁判で有効的に使えると。どのような手続きが必要なんでしょうか?
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郵便局に書面の控えを渡して申し込みをします。
相手に送る書面、手元の控えの書面、郵便局の控えの書面のあわせて3部を用意します。
インターネットから申し込む電子内容証明という方法もあります。
配達が完了すると、郵便局が配達先に届けた(書留郵便と同じように直接手渡し)という証明をしてくれます。
書留などでは配達が証明できますが、内容までは証明できません。
内容証明では、文章の内容を相手に伝えたということの証明になります。 -
どんな場面で使うことが多いのでしょうか?
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例えば、賃貸借契約などで未払いが続いた場合、契約を解除する前提として催告をしたことを証明する「催告書」があげられます。
住宅ローンなどが支払われず、保証会社が代位弁済(代わり支払って)競売に向かう手続きの前提として用いられます。 -
深刻な内容ですね・・・。
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こんな内容の書面が届いたら、放置すると、通知人の決めた方向に従って、法的な手続きが進んでいきます。
また内容証明を送ってくるということは相手が本気ということなんです。
無視すると相手の態度が硬化して事態が複雑になることも考えられます。 -
なるほど。慎重な対応が求められますね。
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このほかにも、意思表示したことを確実に証明したい場面で活用されます。
時効を主張する、遺言に対して遺留分の請求をする(期限1年以内に行使する必要あり)、もめている当事者に対して、弁護士が介入したことを通知するなどなど様々です。
弁護士事務所では日常的に内容証明郵便を使っています。 -
内容証明を受け取った時や、内容証明を送ってほしい時は、弁護士に相談ですね!
みおのまとめ
賃貸トラブルや住宅ローンの問題、遺言に関する手続きなど、様々な場面で活用されています。
もし内容証明郵便を受け取ったら、それは相手が本気だというサインです。
放置せずに適切に対応することが大切です。
逆に、自分が重要な意思表示をする必要がある場合も、内容証明郵便は有効な手段となります。
法的な問題に直面したとき、内容証明郵便の送受信について不安がある場合は、ぜひ私たち「みお」にご相談ください。