今回のテーマ
借金の返済が苦しくなったら(その1 任意整理)
借金の返済が苦しくなった場合、どのように対処すべきか悩む方は多いと思います。
特に、クレジットカードや銀行のカードローンで高額の負債を抱えた場合、返済のプレッシャーは非常に大きくなります。
今回から3回にわたって、「借金の返済が苦しくなったら」をテーマに解説します。
今回は「任意整理」について詳しく解説します。
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実は最近、クレジットカードや銀行のカードローンで200万円前後の負債を抱え、返済に行き詰まってご相談に来られる方が増えているんです。
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200万円ですか!すぐに返せる金額ではないですね・・・。
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200万円の借金を金利15%で借りていたら月々の金利は25,000円。
20万円程度の手取り収入の場合、25,000円の金利負担は大変厳しい状況になります。 -
想像しただけで、ゆとりのない、ひっ迫した生活になりそうです。
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任意整理では、弁護士が債権者を交渉して、将来の利息をカットしてもらって、元金だけを最大60回程度の分割で返済する約束をすることになります。
200万円の借金なら毎月3万円余り支払うことができれば任意整理の見込みが立ちます。 -
3万円であれば…なんとかやりくりできそうですね。
任意整理を行う際に注意しなければならないポイントはありますか? -
信用情報に事故情報が載りますので、返済中はもちろん、返し終わってもしばらくはローンを組んだりカードを作ったりできません。
また、業者が和解に応じるとは限らないため、任意整理以外の法的手続きをとらざるを得ないこともあります。
そして、せっかく和解ができて任意整理の約束をしても、途中で頓挫する人もいます。 -
一筋縄ではいかないこともあるということですね。
ほかに何か気をつけた方が良いことはありますか? -
信用情報に傷がつくのが嫌で、たとえば、親に200万円の借金を肩代わりしてもらい、少しずつ返すというようなことをする方もいますが、200万円を親に返してもらったら、結局また業者の借入枠が復活するため、また借金を繰り返す結果になる方も多いです。
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やっぱりお金を借りたら、地道にコツコツと返さないといけませんね。
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手取り年収の3分の1をこえるようなクレジットカードや銀行のカードローンを抱えたら、普通は返しきれませんので、すぐに対策をとることが大切です。
みおのまとめ
ただし、信用情報に事故情報が登録されるため、返済中や返済後しばらくは新たなローンやクレジットカードを利用できません。
また、債権者が和解に応じない場合や、途中で返済が頓挫するリスクもあります。
手取り年収の3分の1を超える借金を抱えている場合は、早急に対策を講じることが重要です。
ぜひ「みお」にご相談ください。