法曹界で40年以上も活躍を続ける元裁判官のベテラン弁護士が、決して他人事とは思えない、誰にでも起こり得る身近なトラブルへの対処法を解説。本書の著者・葛原忠知弁護士が関わった事件をもとにした25編のフィクション小説で、さまざまなトラブルとその解決法を学ぶことができます。
本書を読むことで、法律を味方に付ける術を身に付け、いざというときにも動じず、落ち着いて身を守ることができるようになるはずです。
昭和7年大阪市生まれ。関西大学法学部卒業。昭和39年裁判官任官(大阪地裁、福岡地裁、徳島地裁、徳島地裁阿南支部長、福岡地家裁直方支部長として勤務)。福岡地裁、徳島地裁では、会社更生・倒産事件を数多く担当。昭和49年裁判官退官後、菅生法律事務所に勤務、その後パートナー(共同経営者)となり、主として、不動産事件、建設業関係事件、歯科医業関係事件、箕面市法律顧問、病院顧問として諸問題の処理にあたった。平成6年5月に葛原・法常・佐野法律事務所を設立、平成14年9月、事務所を分離し、みお綜合法律事務所を開設。事務所分離後は、JRグループ関係会社、大型ショッピングセンター、不動産仲介業者、料飲業等の会社の顧問を務める。
遺産相続、結婚・離婚、職場や仕事の問題などなど、私たちの何気ない日常生活の中で起こる様々なトラブルから身を守るためには、法律の知識を身に付けておくことが大切です。といっても、専門知識を頭に詰め込む必要はありません。本書を手に取って、いざというときに、法律を味方に付けるための準備をしておきましょう。